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五月病と共存する

先日、当ホームページに写メ日記を投稿してみたものの、うまく改行ができず、適切な行間をお届けできなかったことを深く反省し、再び挑戦しております。
 なんせほら、行間というのは、エロが宿るものでしょう。それを一変態として、何たるや失態を……(以下略)

兎にも角にも、そのエロい行間を皆さまにお届けしたいと思うわけですが──
 解釈というのは人の数だけあって、それを私が一様に「コレ」と定義づけてしまうのもどうかと思いまして。今回は沈黙をもって答えとします。

さて、ここまで特に情報量もない前口上を失礼しましたが、変態紳士の皆さま。
 ゴールデンウィーク明け、いかがお過ごしでしょうか?

私はというと、通常運転です。
 どのくらい通常運転かと申しますと──
 昨日今日と所用で外出し、夏を感じたくらいには元気です。
 ライフがゼロになると季節感すら感じられなくなるものですから、それはもう……。
 新緑が、すでに夏休み初日を思わせるほどの良い照り返しで、ギラギラと息づいていたのが印象的でした。熱中症になるかと思ったくらいのギラギラ…。

扇状の葉が美しかったので、あれはイチョウですね。
 イチョウは今、ちょうど受粉を終えた頃でしょうか。
 変態紳士の皆さまはすでにご存じかもしれませんが、

イチョウはとっても古い(約2億5000万年前の)生殖スタイルを今も保ち続けています。
 つまり、「泳ぐ精子」による受精です。

他の植物たちは、花粉管を使って精細胞を送り届けるスマートな方法に進化したのに、イチョウったら……なんて変態的な植物なのでしょう。もはやアブノーマル植物。

ちなみに真夏になると精子が形成されはじめ、秋になると泳ぎ出します。
 ──どうかそのまま、マイペースに生き続けてほしいものです。

翻って人間社会はというと、ゴールデンウィークが明けてからというもの、どことなく空気が沈んでいるような気がします。
 事件や事故、離職や自殺……そんなネガティブで物騒な言葉がメディアに溢れかえり、嫌な数値ばかりが上昇している印象です。

それに伴って、「それって五月病では?」「なんだか疲れてる……原因は五月病かも!?」などとストレスケアに関する情報も次々と発信されていましたね。
 (というか、一週間以上経過した今もまだ散見されていますね)

これは私の自論ですが、
 もはや“ストレスケア”なんてしなくてもいいのでは?

問題解決能力が高い人ほど、躍起になってあらゆる対策を講じたりしますが、疲れているときは、結局なにも「しない」ことが一番です。
 ただ大人しく、流れに身を任せて、頭を空っぽにしておく、とか。

あるいは、静かにエロいことでも考えていればいいのです。
 エロいことは、貴方の頭の中から一切の崇高で厄介な思考を奪ってくれますから。

そして、最高に刺激的な快楽は、
 ごちゃついた脳内のゴミを一斉に掃除してくれます。
 そりゃあもう、気持ちいいに決まっていますよね。

「いつも鈍い頭痛がしてるんだけど、プレイのあとって、それが消えてすごくスッキリするんだよね」
 と、不思議そうに、しかしやけに爽やかな面持ちでおっしゃる変態さん。

それはきっと、脳内麻薬(β-エンドルフィンという内因性オピオイドの一種)のおかげでしょう。

散々身体中をまさぐられ、敏感な性感帯を弄ばれ、絶頂を焦らされ、恍惚とするマゾ気質なド変態さん。
 快楽に溺れることができるのは、貴方の変態性癖のおかげです。

ああ、でも焦らずに。
 適度に休みながら、イチョウのように。
 マイペースに、変態活動を続けていきましょう。

ゆっくりと、じっくりと、溺れていきましょう。

ご自愛を。

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2025年5月14日